社会人が勉強を続けるとき、大きな悩みになるのが勉強時間です。

仕事、家事、育児、食事、入浴。平日に取れるのは30分程度という日もあります。

その30分をさらに1時間へ増やすのは難しくても、30分の中で実際に学ぶ時間を増やすことはできます。

30分机に向かったら、30分学べたのか

例えば21時から21時30分まで机に向かったとします。

行動を分けると、

  • 何をするか迷う:5分
  • 教材を探す:4分
  • 前回の場所を確認:4分
  • 問題を解く:12分
  • 記録:3分
  • 片付け:2分

ということがあるかもしれません。

30分の中身を改善すると実際に学ぶ時間が増える
30分の中身を改善すると実際に学ぶ時間が増える

30分確保していても、問題を解いていたのは12分です。

準備や記録がすべて無駄という意味ではありません。

ただ、迷う・探す・戻る時間は短くできます。

「勉強」を工程に分ける

勉強を6つの工程に分解する
勉強を6つの工程に分解する

一度、勉強を次のように分けてみます。

  1. 何をするか決める
  2. 教材を準備する
  3. 前回の続きへ戻る
  4. 問題を解く・読む・覚える
  5. 復習対象を残す
  6. 次回やることを決める

4番が中心の学習時間です。

1〜3と5〜6を効率化すると、同じ30分でもコアの学習へ使える時間が増えます。

何をするか迷う時間を減らす

次回の勉強内容は、次回始めるときではなく、今回終えるときに決めます。

「次は構造」だけではなく、

構造の前回間違えた10問から始める

まで決めます。

科目・開始位置・問題数まで決まっていれば、次回は考えずに始められます。

教材を探す時間を減らす

使用中の教材や道具を一つにまとめます。

  • 問題集
  • 法令集
  • ノート
  • 筆記用具
  • 充電器

を「勉強セット」としてまとめておけば、開始までの時間を減らせます。

前回の続きが分からない問題を減らす

毎回、

どこまでやったっけ?

から始まると時間を使います。

そこで、

  • 付箋
  • 短いメモ
  • アプリの履歴
  • 次回開始位置の記録

などで、戻る場所を残します。

記録は必要なものだけにする

記録に時間をかけすぎる場合は、

  • 今日やったこと
  • どこまで進んだか
  • 次回やること

の3つ程度に絞ります。

記録の目的は、日記を作ることではなく、次回すぐ再開することです。

片付けは「次回の準備」にする

30分を奪う無駄と対処法
30分を奪う無駄と対処法

勉強後にすべて元の場所へ戻し、次回また集め直す必要はありません。

生活上問題がなければ、

  • 次のページに付箋を入れる
  • 使用中の教材を一つにまとめる
  • 次に使う教材を一番上へ置く

など、次回すぐ始められる状態を作って終わります。

時間を増やす前に、時間の中身を見る

勉強時間が足りないとき、まず「もっと時間を作らなければ」と考えがちです。

もちろん総時間も必要です。

ただ、その前に、

  • 迷っていないか
  • 探していないか
  • 戻る場所を毎回確認していないか
  • 記録に時間を使いすぎていないか

を確認してください。

30分を60分にできなくても、12分だった実学習を20分、25分へ増やすことはできます。

社会人の限られた時間では、この密度の改善も大切な学習計画です。