勉強しているのに、進んでいる感じがしない。

問題は解いている。解説も読んでいる。

それでも「まだ何もできていない」と感じることがあります。

一級建築士学科試験では、実際に勉強が進んでいても、前進が見えにくい時期があります。

試験範囲が広いほど「終わった感」が出にくい

一級建築士学科試験は、5科目あります。

一つの単元が終わっても、次の単元があります。

1科目を進めても、残りの科目があります。

さらに、一度解いた問題にも復習が必要です。

そのため、

ここまで終わったから完成。

という区切りを作りにくい試験です。

実際には進んでいても、残りの量が目に入るため、進捗を小さく感じやすくなります。

成長は「できる/できない」だけではない

勉強の変化には、点数以外にもあります。

例えば、

  • 前より問題文を早く読める
  • 用語を見ても抵抗が少ない
  • 解説の意味が分かりやすくなった
  • 誤った選択肢に違和感を持てる
  • 何が分からないのか具体的になった

という変化です。

最初は「何を言っているか分からない」だった問題が、

ここまでは分かるけれど、この条件だけ曖昧。

へ変わっているなら、理解は進んでいます。

勉強は毎日右肩上がりではない

昨日できた問題を、今日は間違えることがあります。

覚えた数字が抜けることもあります。

模試で思ったより点が取れないこともあります。

短期的には上下します。

しかし、数週間前と比べると、

  • 知っている用語が増えた
  • 一度見た問題が増えた
  • 解法の入口が分かる
  • 復習すべき場所が分かる

という変化が生まれています。

毎日の感覚より、少し長い期間で比較する方が前進を確認しやすくなります。

手応えが薄い時期にも土台はできている

過去問を解く。

間違える。

解説を読む。

また迷う。

もう一度確認する。

この繰り返しは、目立った成果に見えないかもしれません。

ただ、その中で問題の見方や判断の仕方が少しずつ作られます。

ある時、以前は難しかった問題が自然に読めるようになることがあります。

その変化は、直前の1日で生まれたのではなく、それまでの見えにくい反復が積み重なった結果です。

できていない所だけを見ない

試験勉強では、常に次の弱点を探します。

そのため、

  • また間違えた
  • ここも覚えていない
  • まだこの科目が残っている

という不足ばかりが目に入りやすくなります。

ときどき、

  • 1か月前より分かるようになったこと
  • 以前より速く解ける問題
  • 迷わなくなった論点
  • 説明できるようになった内容

も確認してください。

「進んでいる感じ」より記録を見る

感覚だけで進捗を判断すると、不安な日は全部止まって見えます。

そこで、

  • 解いた問題数
  • 1巡目・2巡目の進捗
  • 復習対象の減少
  • 正答率の変化
  • 学習日数

など、記録で確認します。

小さな変化でも数字として残れば、学習の現在地が見えやすくなります。

見えにくい時期も、学習の一部

一級建築士学科試験では、

勉強している実感と、実際の成長が一致しない時期

があります。

手応えが薄くても、問題に触れ、復習し、また考えているなら土台は作られています。

焦ったときは今日の感覚だけで判断せず、少し前の自分と比べてみてください。

前より扱える問題が一つでも増えていれば、学習は前へ進んでいます。