子育てをしながら資格試験に挑戦すると、予定どおりに勉強できない日が何度も出てきます。
子どもを寝かしつけて、ようやく机に向かったと思ったら泣き声がする。
いったん勉強を止めて、また戻ってみると、さっきまで何をしていたのか思い出すところから始まる。
一級建築士学科試験のような長期戦では、こうした中断も前提にして勉強を組み立てる必要があります。
くしゃくしゃの問題集も、続けてきた証拠
子育て中の勉強では、
- 静かな部屋
- きれいな机
- 毎日同じ時間
- 計画どおりの学習量
をそろえること自体が難しい日があります。
問題集がくしゃくしゃになる。
法令集に子どもの落書きが残る。
途中までしか進めない日がある。
それでも、また教材を開いているなら、勉強は続いています。
子育て中の勉強は「2種類」に分ける
全部の勉強を同じ環境でやろうとすると苦しくなります。
そこで、勉強を大きく2種類に分けます。

細かく区切ってできる勉強
例えば、
- 過去問を1問だけ解く
- 解説を1つ読む
- 用語や数値を確認する
- 暗記メモを見る
- 前回間違えた問題を1つ確認する
といった学習です。
5分、10分でも区切れるため、すき間時間に入れやすくなります。
重要なのは、すぐ始められて、必要ならすぐ止められる勉強を用意しておくことです。
集中して取り組みたい勉強
一方で、
- 構造計算
- 法規
- 苦手分野の理解
- 本試験形式の演習
- まとまった復習
- 模試
などは、細切れ時間だけでは進めにくいことがあります。
こうした学習は「すき間時間で何とかする」のではなく、まとまった時間を確保する前提で考えます。
集中が必要な時間は、周りの協力も選択肢にする
子育てをしながら、すべての勉強時間を自分一人で作るのには限界があります。
必要なときには、
この1時間だけ勉強したい。 この日は本試験形式で問題を解きたい。
と、家族へ相談することも必要になります。
そして、協力してもらったら感謝を伝える。
勉強している本人だけでなく、その時間を支えている家族にも負担がかかっていることを忘れないようにします。
できなかった分を、その日の失敗にしない
子育て中は、自分ではコントロールできない理由で予定が崩れます。
だから、
今日2時間できなかった。
だけで評価すると、できなかった日ばかりが増えてしまいます。
代わりに、
- 過去問1問だけできた
- 復習対象を確認した
- 次回の開始位置を残した
- 明日の勉強時間を相談した
といった、次につながる行動も進捗として見ます。
完璧な計画は諦めても、続けることは諦めない
毎日同じペースで進むことは難しいかもしれません。
まとまった時間を毎日確保することも難しいかもしれません。
それでも、
くしゃくしゃの問題集を、また開く。
落書きされた法令集を、また引く。
前回の続きを、また1問から始める。
子育てと資格試験を両立するときは、完璧な計画よりも、止まってもまた戻れる形を作っておくことが大切です。